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キーワード広告の最適化 - 概要編 -
2007年10月11日木曜日
2007年10月11日
Posted by 江 建 クライアントサービス
キーワード広告を運用するうえで、CPA*を最適化の指標と考えますが、CPAはクリック単価とコンバージョン率で決まるので、CPAを下げるためには、クリック単価を下げ、コンバージョン率を上げる必要があります。
[クリックすると画像が大きくなります]
キーワード広告を成功に導くためには、ウェブサイトの改善におけるコンバージョン率の向上が、キーワード広告の運用と同じくらい重要となります。
というのも、キーワードの発掘、広告原稿の修正、掲載順位の調整、リンク先URLの変更などのオプティマイゼーションだけでは、コンバージョン率の向上には限界があるからです。
ある予算の中で、非常に効率的に集客できたとしても、広告をクリックしたユーザーが最初に目にするページ、サイト内のナビゲーション、ショッピングカートや入力フォームのユーザビリティに問題があれば、訪問者はそのウェブサイトから離脱し、顧客となり得たかもしれない訪問者を逃してしまいます。
Google Analyticsを用いると、ユーザーのコンバージョンプロセスにおけるボトルネックを特定できるので、ウェブサイトの改善に役立てることができます。
改善までのステップを大きく分けると、
1)データの計測
2)分析
3)改善案の検討
4)実施
となり、上記のステップを繰り返し行うことが重要です。
そして、キーワード広告における真の意味での最適化とは、下図のとおり、AdWords広告の日々の入札管理に加え、Google Analyticsやウェブサイトオプティマイザーなど、Google が提供するウェブサイト改善のプロダクトをフル活用することが必要だと考えます。
Google Analyticsのユーザーの皆様からは、Google Analyticsを導入したが、どのようにデータを分析しそれを改善のために活用したらよいか分からない、というご意見をよくお寄せ頂きます。
分析作業には、キャンペーン分析、コンテンツやナビゲーション分析、ショッピングカート内の分析などがあります。
直帰率の改善が、オンラインマーケティング担当者の課題であるケースが多いことから、「直帰率の改善」をテーマに、キャンペーンの分析とクリエイティブテストについて(上図の赤色の背景の箇所)、当ブログで何回かに分けてご説明したいと思いますので、今後の「キーワード広告の最適化」シリーズをお楽しみに。
*CPA:Cost Per Acquisition の略。商品購入やユーザー登録など、広告主が設定した成功イベントを1件獲得するためにかかるコスト。顧客獲得単価。
*CR:Conversion Rateの略。アクセス数に対して、商品購入、会員登録、資料請求など実利を伴うアクションを起こした人の割合。
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